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年齢とともに酵素が減少してしまう原因とは?酵素で老化防止?

ある年齢を過ぎると同い年なのに見た目が全く違って見えることってないですか?おそらく、あなたの周りにも年齢の割に若いと言われる人は何人かいるでは?

それでは何故、同い年でも人によって老化の度合いが違ってくるのでしょうか?

これは、体内で作られている酵素が大きく関係しています。

体内で作られる酵素には消化酵素と代謝酵素の2つがあり、人間が生命活動を維持するために働いています。

特に代謝酵素は消化酵素によって体内に吸収された栄養素をもとに、骨や筋肉、皮膚、髪の毛、爪、歯、各体内器官の細胞を修復、再生しながら、常に新しい状態に維持する働きがあるのです。

体内でこの2つの酵素が十分な量、作られていれば人間はいつまでも若々しく健康に生活していけるというわけです。

しかし、そうはいかないのが実情です。

実は体内で作られる酵素の量は決まっており、加齢とともに作れる量は減っていき、最終的には作れなくなり死に至ります。よって、加齢とともに減少する酵素量をどうするのかが、長生きとアンチエイジングの一番重要なポイントとなってくるのです。


体内酵素の量には限界がある

先ほども申しましたが、人間が一生のうちに作ることのできる体内酵素の量は決まっており、その量は遺伝子に組み込まれているために作れる量は個人差があります。

一般的に体内の酵素作りは男性16歳、女性14歳がピークと言われており、20歳を超えると衰えが見え始め、40歳と70歳で作る能力は急激に低下します。

酵素には細胞を入れ替えて若々しい状態を維持するだけでなく、免疫力や自然治癒力を向上して人間の身体を健康に維持する働きがあります。

よって、加齢にともない酵素量が減少することで、これらの能力が十分に発揮されなくなるので、見た目にも老化が現れ始めるというわけです。

MEMO

・人生のピークは20歳!?
アンチエイジングの話題になると、ほとんどのデータが20歳をピークに減少傾向になります。

 

これは生き物として致し方ないことかもしれませんが、そうは言っても寿命が伸びた現代、いかに若い肉体を維持するかは重要なこと。

 

もう20歳がピークだなどとは言ってはいられませんよね。新たな知識を得て、常にアンチエイジングに工夫してこそ現代人と言えるでしょう。

 

このことは酵素に限ったことではありませんが、残念ながら体内酵素の働きについても、20歳から緩やかな減少傾向にあるのは事実のようです。

 

ただ、酵素は必要に応じて体内で作られるもの。

 

作るスピードやパワーが低下しているのであれば、食べるものを工夫することで体内の負担を軽くしてあげることは可能なはずです。

加齢に伴う酵素不足の現れ方

加齢に伴い体内酵素が不足してくると、それは下記のような症状となって現れます。

・白髪が増えた

・髪の毛が薄くなった

・肌にシワが増えた

・肌にシミが増えた

・視力が低下した

・歯が悪くなった

・骨が弱くなった

・筋力が衰えた

・胃腸の具合が悪くなった

・疲労しやすくなった

・風邪をひきやすくなっ

上記のような症状が感じられたら、それは老化の始まりであり、体内酵素の量が減少していることを表します。そうならないためにも、限りある体内酵素を無駄使いしない生活習慣を身に着ける必要があるのです。

病気の治療も酵素から?

酵素の体内の絶対量が低下すると、病気が引き起こされるという指摘があります。

体内酵素は約3000種類以上あると言われていますが、それぞれ役割が決まっていて、脂肪を代謝するのはリパーゼ、でんぷんを代謝するのはアミラーゼというように基本的には相対する関係にあります。

年齢が進んで酵素の減少度合いが高くなると、若い頃のように脂肪をうまく代謝することができにくくなります。

この結果、消化不良や生活習慣病などが起こり、いずれ大きな病気に発展してしまうリスクが高くなるのです。

でも、病院などで体内酵素の量を測ることは出来ません。毎日の生活の中で自分で注意して、酵素を減らさないようにするしかありません。

体内酵素を消耗させない方法

体内酵素は加齢するから減少していくのではありません。加齢に伴う使用量が蓄積していくから、使用できる量が減っていくのです。

よって、いつまでも体内酵素を作り出すためには、無駄な体内酵素の消耗を控えるのが一番有効な方法と言えるでしょう。

人間が作り出すことのできる体内酵素の量は、いわば増えることのない貯金と同じです。

100万円の貯蓄があって、毎月1万円の引き出しができるとしましょう。これなら100ヵ月でこの貯金はなくなってしまいます。ところが、毎月の引き出し額を5千円にすれば、引き出しできる期間は倍の200ヵ月になります。

体内酵素もこれと同じなのです。

決して必要な酵素を消費するのを止めろと言っているわけではありません。無駄に消耗している酵素の量を減らせば、その分、酵素を作り出せる期間は長くなります。

酵素を無駄に消耗する原因として一番に考えられるのは食生活です。下記のような食事をしている方は間違いなく酵素を無駄に消費しています。

・いつも食事はお腹いっぱい食べる

・肉類や魚類、卵を好んで食べる

・刺身は食べない

・生野菜は食べない

・納豆や漬物などの発酵食品は食べない

暴飲暴食は大量の消化酵素を必要としますし、食品を消化・分解できる食物酵素を多く含む生ものや発酵食品を食べない方は消化・分解を消化酵素だけに頼ることになるので、これもまた消化酵素の浪費に繋がります。

よって、体内酵素を無駄に消耗させないためには、腹八分目の食事を心掛け、食物酵素を多く含む食品を食べるように食生活の改善が必要になってくるのです。これが老化防止にもつながるというわけです。

まとめ

人間の三大要素は糖質・脂質・たんぱく質ですよね。健康の源となる栄養素で、摂取しなければ健康に生きてはいけません。

その後、あまり注目されていなかったビタミンやミネラルが重要なことがわかり、食物繊維が加わり、現在ではフィトケミカルも加えられつつあります。

ただ、これらの栄養素を活用するための酵素の存在は、忘れることは出来ません。いくら栄養価の高い食べ物を摂取しても、酵素が働いてくれなければ、栄養素として使うことは出来ません。

それほどに酵素というのは大事なものなのです。

でも、酵素は年齢と共に合成される量が減り、機能が低下するという研究があります。

一生うちで作られる量が決まっているというのは、まだ科学的な裏付けが無いとする反論もありますが、老化と共に機能が低下する事実は否定できないでしょう。

私たちが考えなければいけないことは、いかにして酵素の機能低下を抑制するか、いかにして体内酵素を温存するかという事に変わりはないのです。